36年間の基礎研究と23年の臨床実績

QOL重視の漢方医学療法

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QOL重視のがん治療
QOL重視の漢方医学療法
漢方医学療法とは
「がん治療」本来の目標は、QOL(生活の質)の向上を目指す治療です。
漢方医学療法は、全身状態(PS)の改善、QOLの向上とがん克服を目指す療法です。

漢方とは体の自然治癒力を高め、病気を克服するという意味で、日本冬虫夏草培養抽出エキス(二次代謝産物)を中心とし、14種類のタイプ別エキスと7種類の日本冬虫夏草パウダー ・ 落花生種皮抽出物を用いた療法を漢方医学療法と名づけました。

さて、ヒトの細胞は、分裂・増殖と、「プログラムされた細胞死」(アポトーシス)を繰り返して恒常性が保たれています。
ところが特定の遺伝子に変異が生じると、このプロセスの秩序を乱してしまうようになります。
すなわち、身体が必要としていない場合でも細胞分裂を起こして増殖し、逆に死滅すべき細胞が死滅しなくなってしまうのです。

このような細胞は毎日数千個単位で遺伝子の病変は生じており、それでも健康な人の場合は一般に、体内に生じた遺伝子が病変した細胞を、なんらかのしくみによって統制することに成功しており(免疫、いわゆる自然治癒力)、遺伝子が病変した悪性のがん(癌)細胞が 体内にある程度の個数が存在するからといって、必ずしも人体レベルで悪性腫瘍(がん)になるというわけではありません。

最近の研究でがん(癌)幹細胞ががん(癌)の種(たね)で、それから成長した細胞の集まりが、がん(癌)になるのでは、という考えが非常に有力と考えられるようになりました。

それでは、がん(癌)幹細胞がどのように生まれるのか、組織幹細胞ががん化するのか、がん(癌)細胞ががん(癌)幹細胞に変異するのかはまだわかっていませんが、がん(癌)幹細胞ががん(癌)の起始細胞であることがはっきりしてきました。(後述。がんの知識と情報の「がん幹細胞とは」を参照)

がん(癌)幹細胞は高い増殖力、細胞の不死化(細胞分裂の回数に制限がない)、周辺組織への浸潤や体内の離れた部位への転移、薬剤耐性等の大きな特徴を持っています。
また、自らと全く同じ細胞を作り出す自己複製能と、多種類の細胞に分化しうる多分化能という幹細胞の性質をあわせ持っています。


この様な機能を持って増大したがん(癌)細胞は、様々な変異物質を産生します。
この変異物質が進行したがん(癌)の治療の限界を作り出すのです。

しかし、漢方医学療法は、二十余年間の多くの臨床報告からこの変異物質の産生に対し、また、がん(癌)細胞やがん(癌)幹細胞に対し、何らかの作用をしているのではないかと考えるに足る報告がなされています。
それは、QOLの改善、がん(癌)の退縮や消失等、客観的臨床調査データがあるからです。

(1995年日本東洋医学会学術総会(金沢市)にて『日本冬虫夏草の人工栽培および動物実験による薬理解明と癌闘病者に対する臨床調査』を発表。)

しかし、その作用の裏付けをしっかり検討されなければなりません。
漢方医学療法は、長きに渡り我々研究者が継続研究をし続けても解明出来ない事がまだまだ沢山あり、臨床の結果報告が常に研究より先行しているのです。

発見と奇跡
40余年前、矢萩信夫は山形県立病院に勤務する薬剤師でした。
ライフワークとしてキノコの研究をしていた時、不思議なキノコと出会いました。
それはなんと昆虫から出て来るキノコなのです。
この摩訶不思議なキノコは昆虫のタンパクを栄養源として育つのです。
この時、矢萩はハッと思ったのです。
キノコの菌が活きている昆虫の体内に入り、昆虫の体を栄養源として育ち、昆虫を殺してしまう。
これはまさに昆虫からして見れば人間のがんの様なものです。
もしかすると人間のがんに効くかもしれない。
この時から日本冬虫夏草の「がん」に対する研究がスタートしました。

日本冬虫夏草は活物寄生菌と言い、松茸と同様に人工栽培が出来ないキノコと言われていました。
しかし1977年矢萩は世界で初めて活物寄生菌、日本冬虫夏草の人工栽培に成功したのです。
これより、がん研究の試料となる物が自由に手に入る事を確保したのです。

矢萩はこの試料を一人の末期の胃がん患者に与えたのです。
そして奇跡的にこの胃がんの患者は治り、見事にがんに勝ったのです。
そして数年の間に身近で悪性リンパ腫、大腸がん等、数人の末期がん患者が治るという奇跡を起こしました。

この事実が1993年2月4日マスメディアに取り上げられ、多くの人々が「日本冬虫夏草」を知る事になったのです。


漢方医学療法の確立
1993年4月医学博士廣瀬薫医師は一人の乳がん患者さんの術後報告を受けました。
その患者さんは1ヶ月ほど日本冬虫夏草培養液を飲み、手術に望んだのです。
乳房の切除とリンパ節を取って転移の有無確認をしました。
しかし、リンパ節にがんの痕跡は見られましたが、がん細胞は消失していたのです。

また、4月23日廣瀬医師は肺腺がんの患者さんのレントゲン写真を撮り、画像上で腫瘍の大きさを確認しました。
その日より日本冬虫夏草培養液の飲用を始め、6月10日に再びレントゲン写真を撮りました。
その時、肺の腫瘍は画像上消失していたのです。
この時が日本冬虫夏草の不可思議との出会いでした。
そして、この効果の証人としてメディアに紹介された事が全国のがんに苦しむ方々の福音となり、日本冬虫夏草培養液を中心とした療法を漢方医学療法と名付け、始まりました。

そして、2006年10月までの14年間に約3,000名にも及ぶがんの患者さんと向き合い、全身状態が改善された方、延命された方、がん細胞の退縮や消失された方等、漢方医学療法が功を奏したと考えられる患者さんの数は約30%にも達すると言っていました。

その中でがんの治り方がいくつかあり、一般的には徐々にがん細胞が小さくなり消えて行く方、病巣がコラーゲンで固められ、壊死してしまう方、そして一番の驚いたある日突然がんが消えてしまう方が少数であるがいる事、この3つの治り方がある事を突き止めたのです。

漢方医学療法は、治療に行き詰まりを感じている方や不安を感じている方々にまさに明るい希望と勇気をお持ちいただける可能性のある療法です。

この素晴らしい療法を確立する為に日夜、研鑽の日々を送られてきましたが、平成18年10月、突然に逝去されてしまいました。
しかし、廣瀬医師の臨床データは、研究者達にとってがん克服の大きなヒントを与え、研究に偉大な貢献をされました。


がん(癌)細胞の消失
発がん(癌)の原因は大きく二つに分けられるのではないでしょうか、一つは老化による場合があります。
年齢を積み重ねながら遺伝子の異常が積み重なって何十年もかかってがん(癌)が出来ると考えられています。

もう一つは年齢には関係なく食事や喫煙などの生活習慣による場合、ウイルスや細菌、生活環境、遺伝子などが考えられます。

癌化した細胞は、発現した部位や細胞分化型、進展や増大のスピード、産生される物質等が検討され悪性度が規定されます。
また、がん細胞は正常細胞と較べると代謝様式が劇的に異なります。
それは、好気的解糖(ワールブルク効果)と脂質合成の亢進であります。


そして、過剰増殖し、細胞は不死化となり、免疫機構を逃れる機能を持ち、アポトーシス回避機構、薬剤耐久性遺伝子産物(抗がん剤が無効になる)等正常細胞と比べると足軽とハイテク戦士くらいの大きな差があると言っても過言ではありません。

また、この他に腫瘍随伴症候群を起こさせる物質も産生します。
腫瘍随伴症候群とは、代謝異常、消化器機能障害、DIC、炎症誘導、悪液質を言います。
以上の様にがん細胞は様々な物質(変異タンパク質、酵素、ホルモン、炎症性サイトカイン、活性酸素等)を産生し、成長して行きます。


ですから、がんの成長抑制や退縮及び消失、QOL(生活の質)の改善をさせるためにはこれらの産生される物質を制御、抑制していなければ免疫機構を働かせるアポトーシスや血管新生を阻害し、がん細胞を壊死させるネクローシス、癌細胞化の初期化によって起こったであろう、一夜にしてがん細胞を消失させるという事は難しいのではないでしょうか。

漢方医学療法は西洋医学の薬のように関与成分も作用機序も、まだほんのわずかしか解明されていません。
しかし、偶然とか奇跡とか言うにはあまりにも数多くの結果が報告されているのも事実なのです。


最新の癌研究と漢方医学療法
今、医学は急速な進歩を遂げております。
特に次世代シーケンサーと言うDNA解析機器の誕生です。
次世代シーケンサーは、遺伝情報を持つDNAの4種類の塩基(アデニン、シトシン、グアニン、チミン)の並び方を順に読み取ることでゲノムを解読します。

ヒトゲノムが解読されたことで、DNAをバラバラにしても再構成できるため、同時並行で大量の配列を読み取れます。
また、たんぱく質など他の分子を解読できる機能も備えている為、病気の原因についての解析が飛躍的に進み、新しい学問が生まれたと言えましょう。

その一つが、エピジェネティクスで、DNAのメチル化、ヒストン修飾や細胞のリプログラミング(初期化)等を考える学問で、多くの生命現象に関連し、人工多能性幹細胞(iPS細胞)・胚性幹細胞(ES細胞)が多様な器官となる能力(分化能)、がんや遺伝子疾患の発生のメカニズム、脳機能などにもかかわっていて、今エピゲノムが解されつつあります。

もう一つがマイクロバイオーム(微生物群ゲノム)です。
マイクロバイオームとは、いわゆる腸内細菌に代表される生物に寄生する膨大な数の細菌が、マイクロバイオームと呼ばれるまとまりをなし、ヒトの細胞とやり取りをしながら、私たちの身体の生理機能をコントロールしているという考え方です。

マイクロバイオームは、生活習慣病、アレルギー疾患、がん、免疫、等様々な疾患に関わっていると考えられています。


これらの学問が「漢方医学療法の奇跡」解明に繋がると確信しています。

癌キーワードとして、上皮間葉転換(EMT)がん幹細胞癌幹細胞ニッチマクロファージTGFβワールブルグ効果Toll様受容体(Toll-like receptor:TLR)NFκBNodファミリータンパク質酸化ストレスユビキチンプロテアソームシステムDNAメチル化親電子性物質Nrf2染色体の分配異常、等があげられます。
(「がんの知識と情報」に記述されていますのでご一読下さい。)

QOL重視のがん(癌)治療
なぜ、体に負担をかけない がん(癌) 治療が注目されるのか?

近年、QOL(Quality of life・生活の質)を考慮した癌の治療が積極的に行われようとしています。
QOLを考慮する癌治療においては、ただ癌病変を消失させようとするだけではなく癌に病む人を治療するという全人的な立場からの医療が要求されています。

本来QOLとは、人がどのような生き方を望んで生きるか、人生の本質を問うものであり、人は生きる途上で種々の出来事に遭遇するたびに、自身のQOLとは何かを問い直しながら、生き方を選択していくものでありましょう。

したがって、癌と言うともすれば生存そのものを危うくする疾病に直面した時、どのようなQOLを望むのか、診断、告知、治療法の選択、治療前、中、後すべての経過を通して、それぞれの時点で医療行為が患者さんに及ぼす影響をQOLの観点から評価し一層QOLの向上を目指すことが癌治療本来の姿勢であるとおもいます。

QOLの概念には「生活の質」と「生命の質」の二通りがあります。
前者は「日常生活での機能状態とその満足度」を、後者は「自分の生きる意味,幸福感」を意味するものといわれています。
QOLの今日的解釈ではこの両者を同等に考える必要があるとされています。

ところで癌治療医の基本的姿勢として、癌から患者の生命をまもり、できるだけ生命を長く保つことを治療の第一の目標として追求するあまりに患者のQOLを損ねてしまう場合があります。

特に抗がん剤については、多くのがん患者が使用しておりますが、副作用があり一部のがんを除くと効果が得られにくく、仮に奏効した場合でも効果 が長い間持続しないことも珍しくなく、とりわけ重症の患者に使えば体力を消耗するだけで思うような効果が得られないことがほとんどであると言えます。

最近では副作用の少ない薬の探求が進められており、その点で漢方薬の薬の分類基準は、作用ではなく副作用と毒性を基本としているため、注目を集めはじめております。

漢方医学療法研究会では体に負担をかけない がん (癌)治療法を目指し、西洋医学と東洋医学の長所を取り入れた漢方医学療法を提案しております。

これからの医学は、漢方と西洋医学の特徴を明らかにして、両者の使い分けによりできる 限り体への負担を軽くしバランスの良い治療を行うべきであって、また、薬の概念の違い からも分かるように漢方の方が医学の概念は広く、西洋医学が目指しているところを先取りしていると言えます。

漢方医学療法は、いわば新しい未来の医学への第一歩と考えられるのです。

現在、漢方医学療法研究会では患者さんが望むなら、できる限り積極的に漢方薬、および薬効の期待が大きい健康食品をもって疾患の治癒を実現しようと試みています。
これらの体に負担をかけない がん (癌)治療は大いに成功していると評価できるのではないかと思っています。

癌患者のQOLの評価方法
QOLの構成要素
1)身体的状況とその機能の程度
2)精神・心理学的状況
3)社会的人間関係
4)経済的状況

2.医療者による評価

A.身体状態を評価するもの
全身状態(PS:Performance Status)分類 活動の程度
(がん治療の知識と情報の「がん治療の必要性と全身状態」を参照)

B.副作用を評価するもの
日本癌治療学会副作用記載様式


癌治療過程における QOL評価のフローチャート
告知
診断、病期、治療法の選択などの告知によって変化するQOLの評価
治療
[根治療法] 治療に伴う副作用、合併症を中心としたQOLの評価
[緩和医療] 緩和医療におけるQOLの評価
治療後
[社会復帰] 後遺症、維持化学療法へのQOLの評価
[終末期] 終末期についてQOLの評価

漢方医学療法によるがん (癌)治療のメリット

ここに書かれている見解は漢方医学療法を実践された臨床医の見解です。

がん(癌)の癒着を解きほぐし、手術そのものが容易になる。
頸動脈のすぐ近くまでがん(癌)が広がっている場合など、手術で切除しきれない場合がほとんどなのですが、漢方医学療法を取り入れた患者さんたちはおおむね手術がうまくいっているようです。

がん(癌)細胞は癒着するのが特徴で、健康な細胞にへばりついて固まってしまう性質があります。
このため手術がしにくいのですが、漢方医学療法はがん(癌)の病巣を解きほぐす作用を持っているようです。

2007年(平19)日本薬学会第127回年会(富山)にて『冬虫夏草属菌の一種、ミジンイモムシタケCordyceps sp.TY262のラット肺マトリックスメタロプロテアーゼ阻害作用』を発表。

がんの知識と情報「細胞外マトリックス」を参照ください。

肺がんの手術前に継続的に漢方医学療法を行ったところ、癒着がひどくて手術が不可能と診断された がん(癌)が手術できれいに切除出来たケースもあました。
私の患者さんでは手術後にも頑固に残っていた がん(癌)が漢方医学療法で治療を行い始めてからきれいに消えたというケースがみられます。

がん(癌)治療に取り入れると延命効果が期待できる
余命3ヶ月と診断された末期がん(癌)の方が5年以上生きておられるケースがあります。誰にでもすぐ効くとは言い切れませんが、控えめに言っても漢方医学療法を使った がん(癌)患者の3割程度にはQOL(生活の質)改善作用があると考えます。
早いと2週間ほどで漢方医学療法の効果が現れてくるようです。

1995年 日本薬学会東北支部大会(山形大学医学部)にて『ハナサナギタケの免疫効果とガン末期に使用した臨床例』を発表。

抗がん剤や放射線療法の副作用を抑える効果が期待できる
漢方医学療法を行った患者さんの中には、抗がん剤を使った場合にも副作用がほとんど出なかったという方がおられます。
抗がん剤は髪の毛が抜けたり、食欲不振や嘔吐、白血球減少による感染症・赤血球減少による貧血症状・血小板減少による出血傾向、熱が出たりといった副作用がつきものですが、それが軽減されるケースも少なくないように見うけられます。

1995年 日本薬学会雑誌『BIOLOGICAL & PHARMACEUTCAL BULLETIN』にて『冬虫夏草培養液の免疫増強作用について』論文を発表。

1995年 日本東洋医学会学術総会(金沢市)にて『日本冬虫夏草の人工栽培および動物実験による薬理解明と癌闘病者に対する臨床調査』を発表。

2008年 Biol. Pharm. Bull. 31(8)1565-1573(2008)論文『昆虫寄生菌ハナサナギタケPaecilomyces tenuipes培養液由来糖タンパクの5-fuluorouracil誘導マウス貧血に対する改善効果』

2001年8月3日 特許第4499371号 発明名称
「落花生処理物を用いた造血機能回復剤及び加工食品」
特許を取得しました。




2014年1月24日 特許5462491号 発明名称
「プロアントシアニジン三量体」
特許を取得しました。



手術の予後が非常に良い
癌手術の予後不良の場合は、命を落としかねません。
予後の良し悪しは、その後の治療にもQOLにも非常に大切だと考えます。
手術前より漢方医学療法を始められた方は、驚くほど予後が良いのです。

以上のようなメリットが得られることが期待できます。

効果が確認された後も継続することが大切
漢方医学療法の効果が全く認められなかった症例は例外的でしかありません。
最低でも抗がん剤・放射線の副作用が軽減されますし、延命効果が認められることもあります。
抗がん剤・放射線治療にともなう副作用を軽減されることで、結果的に死にいたるとしても、末期の苦痛をやわらげ、生存期間を延ばす効果が期待できます。

これまでに分かっている範囲でいえば、血液がん、ほとんどの上皮癌、肉腫に対しては有効であると考えられます。
難治性のがん(癌)といわれる膵(すい)臓がんや胆嚢(たんのう)がん・胆管がん、スキルス胃がん、肺がん、肝臓がんなどでも有効性があると考えられます。

乳がんや前立腺がん、肺がん、子宮がん、卵巣がん、腎がん、食道がん、胃がん、大腸がん、肝がんなどで頚椎や背中、腰、骨盤など全身の骨に転移し、強い痛みが出てモルヒネを投与している場合でさえも痛みがとれていき骨シンチグラフィーでがん(癌)の縮小する例も確認されています。

2008年12月 中日機能食品研究会(於北京大学)「日本冬虫夏草培養液の癌闘病者に対する臨床調査とその後の癌部位別対応培液の開発」

しかし、 漢方医学療法といえども全てのがん(癌)に効果があるとまではいえません。
漢方医学療法を1ヶ月〜3ヶ月お試し頂き、その間に有効であるか、残念ながら無効であるかの判断をする必要があると考えます。

また、残念ながら医薬品としては認められていません。
したがって医療保険の適用外となり、継続して服用するとなればある程度の出費は避けられません。
しかし生命と金銭を秤にかけるまでもなく、服用を継続することこそが大切です。

ある方は、服用を開始してしばらくのうちに効果が現れ、ほぼ完治と思われるほどにまで回復したため、その段階で服用を中止してしまいました。
その結果は不幸な結末となってしまいました。

しかし、わずか二か月の飲用で止めてしまい、十年以上も経ってお電話を頂き「癌から生還された」とお話をお聞きした事もあります。

永遠に服用を継続するべきだとはいえませんが、しかしながら少なくとも効果が継続しているのであれば、精密検査で完治が確認されるまでは飲用量はともかくも継続するべきではないかと考えます。
その後も、できれば医学的な意味での完治の基準となる5年間は、服用量を減らしながら継続して欲しいものです。

漢方医学療法のアメリカでの評価
医療先進国であるアメリカの医学会では、抗がん剤はほぼ無効であるばかりでなく副作用の害が激しすぎるという見方が主流となっています。
その一方で、アメリカの国立がん研究所は、世界各地で行われている民間療法(医学的には認められていない治療法)を広く検討しながら、害の無い、新たで確実ながん治療法を模索しています。

1995年9月15日、アメリカ、ワシントン市のNIH(国立衛生研究所)内に3年前に発足したAOM(代替療法調査部)に公式訪問し、矢萩禮美子が「日本冬虫夏草培養液のがん治療に対する効果の検討」を発表しました。
AOMはNCI(国立ガン研究所)と協力し、世界中からガンの代替療法を探し、臨床実験を始めている段階でした。
そして、我々の研究に対し非常に興味を持たれ、共同研究の提案をうけました。



(左)NIH日本担当部長ロバート・ケネラー博士
(中央)国立ガン研究所主任マリィ・マッキャーベ博士
(右)矢萩禮美子

1995年 日本東洋医学会学術総会(金沢市)にて『日本冬虫夏草の人工栽培および動物実験による薬理解明と癌闘病者に対する臨床調査』を発表。

同年 日本薬学会第115回年会(東北大学)にて『ハナサナギダケ(日本冬虫夏草)培養液の免疫増強作用について』を発表。

同年 日本薬学会雑誌『BIOLOGICAL & PHARMACEUTCAL BULLETIN』にて『冬虫夏草培養液の免疫増強作用について』論文を発表。


日本でも、個々に様々な健康食品にがん(癌)治療効果を認めて、その服用を勧める医師が増えてきました。
その多くは免疫力を高める食品であり、副作用の心配もありません。

漢方医学療法のみが有効だと主張するつもりはありません。
人それぞれには体質の差もあるのですから、漢方医学療法よりも他の治療のほうが有効である場合も少なくないでしょう。

ただし、私共が知るかぎりでいえば、免疫力を高めるばかりでなくがん(癌)細胞をより積極的な消滅に向かわせる効果、つまりはアポトーシスを誘導する効果を持つのではないかと想定される方法は、今のところ漢方医学療法で取り入れている日本冬虫夏草以外にはありません。

2013年日本薬学会第133年会(横浜)『日本冬虫夏草二次代謝物のヒト腫瘍細胞に対する抑制効果』カスパーゼ3がアポトーシスを誘導していることを発表

漢方医学療法の効果の現れ方はきわめて速やかです。末期がんでありながら、一ヶ月ほどで劇的な改善をみる例すらあります。
こうした速やかな改善効果は、アポトーシスを想定するのがもっとも自然であり、他の想定で説明することは困難だと思われます。

しかし、最近の研究から「がんの初期化」という事が起こる事を知り、漢方医学療法も一部の方に、がんの初期化が起こったのではないかと考えられる節があります。

抗生物質も最初は効くわけがないと言われた
従来の西洋医学では考えられない程の治療成果が出ているにもかかわらず「こんなものが効くわけは無い」と否定される方が多いことは残念なことです。
しかし、実際にがん(癌)などの病気の経過が良いのです。
奇跡と呼ぶには成功例が多すぎる。
治るはずがないと考えていたがん(癌)の方が、元気に暮らしておられるのを見ると、新しい医学の可能性を感じずにはいられません。

もとより、私たちの身体は、純粋な物質から作られているわけではありません。
様々な物質が結びついてできている身体に対して、より自然に作用するのは、多くの物質が渾然一体となったものではないだろうか。
漢方医学療法を患者さんに試していただいた結果、その思いはますます強まり、確信といっても良いほど強まってきています。

2003年 日本薬学会第123回年会(長崎市)にて『ハナサナギタケ(Isaria japonica Yasuda)培養液の消化管免疫応答に及ぼす影響』を発表。

2013年2月17日特許4928060号 発明名称 「イザリア型虫草由来のサイトカイン産生増強剤」特許を取得しました。


西洋医学の治療現場に大変な革命をもたらした抗生物質の歴史も、遡っていけば青カビから抽出されたペニシリンに行き当たります。
それまで、青カビに強い殺菌作用があるなどと信じた人がどれくらいいたでしょうか。
当時の医師たちは皆、こう言ったに違いないのです。
「そんなものが効くわけはない」と。

青カビが人間にとって有益な物質を含んでいたのと同じく、またしても自然は、私たちの医学・薬学の前進のために漢方医学療法をプレゼントしてくれたのかもしれません。
近代医学はもう一度初心に戻って、フラスコの中の世界から、自然界に視線を戻す時期に来ていると考えます。

漢方医学療法が、現在「がん」と戦っている方、またそのご家族にとって希望の光となる事を願っています。