36年間の基礎研究と23年の臨床実績

がんの病期(ステージ)分類

HOME >  がん(癌)治療の知識と情報 >  がんの病期(ステージ)分類
漢方医学療法について
がんの病期(ステージ)分類
病期(ステージ)とは
病期診断ではがんは進行度に応じて基本的にIーIVの4つのステージに分類されることになります。
病巣も小さくリンパ節への転移がない状態がI期とされ、そこから病巣が大きくなったり、リンパ節への転移が進むにつれて、II期、III期と上がっていき、他臓器への転移が発生した際にIV期という最も進んだ病期として判定されます。
この分類は、どの部位にできたがんかによって、多少異なります。
また、I期をIa期とIb期に分けるなど、細かく分類する場合もあります。
TNM分類
癌の進行度は、癌がどのくらいの大きさになっているか、周辺のリンパ節にどれほど転移しているか、遠隔臓器への転移はあるか、の3つの要素で決められています。
TNM分類は世界的によく使われている分類法でTは腫瘍、Nはリンパ節、Mは転移を表します。
これをTNM分類といって、国際的な規約として使われています。

日本では癌取扱い規約においてもTNM記号を使った病期分類が定められており、がんの部位によって異なります。
T tumor(腫瘍)原発巣の大きさと進展度を表す。
T1〜4までの4段階に分けられる。
N lymph node(リンパ節)所属リンパ節への転移状況を表す。
転移のないものをN0とし、N1第一次リンパ節、N2第二次リンパ節への転移、N3周囲への浸潤の有無までの段階に分ける。
M metastasis(転移)遠隔転移の有無を表す。
遠隔転移がなければM0、あればM1となる。
以上を指標としてstage I〜IVまでの4期に分ける。
記述する際にはT2N1M0のように記述する。
実際には、各悪性腫瘍ごとに独自の分類を定めていることが多い。
ステージ分類
TNM分類をもとに、癌の進行度と広がりの程度を、一度に表わすことが出来るように作られたのが、 ステージ分類です。
邦訳では臨床進行期分類と呼ばれます。
TNM分類
原発腫瘍(T:腫瘍)T0腫瘍なし(固まりを作っていない)
T1〜T4がんの大きさ、浸潤の程度により、各臓器別に分類
リンパ節転移(N:リンパ節)N0リンパ節転移なし
N1〜N4リンパ節転移の程度により、各臓器別に分類
遠隔転移(M:転移)M0遠隔転移なし
M1遠隔転移あり

臨床進行期分類
分類
TNM分類
ステージ分類
T(腫瘍)
N(リンパ節転移)
M(遠隔転移)
ステージ(病期)
T1
N0
M0
ステージ(病期)
T2
N0
M0
ステージ(病期)a
T3
N0
M0
ステージ(病期)b
T1〜3
N1
M0
ステージ(病期)a
T4
N0〜2
M0
ステージ(病期)b
T1〜4
N0〜2
M1

詳しくは、がん(癌)治療部位別情報をご参照下さい。
がん治療法を検討するのに重要ながん細胞の悪性度の情報も記述されています。

がん診断・病期診断で行う検査の種類と内容
がん治療におけるセカンドオピニオンの役割