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ワールブルグ効果

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X染色体
ZGA期

DEF
DED(death effector domain)
カスパーゼ-8、-10はDED(death effector domain)と呼ばれる領域を、それぞれプロドメインの中に有しており、これらの領域を介して他の分子と相互作用することで、カスパーゼの活性化の調節が行われている。

DIC(disseminated intravascular coagulation:
播種性血管内凝固症候群)

本来、出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症候群である。 全身血管内における持続性の著しい凝固活性化により微小血栓が多発し、進行すると微小循環障害による臓器障害をきたすとともに、凝固因子・血小板が使い果たされる(微小血栓の材料として消費される。

医学的には消費性凝固障害と言う)ため、出血症状が出現する。
凝固活性化とともに、線溶活性化(血栓を溶かそうとする生体の反応)もみられる。
血を止めるための血栓(止血血栓)が、過剰な線溶により溶解することも出血の原因となる。

凝固活性化の機序
1.敗血症 - エンドトキシンやサイトカインの作用により、単球/マクロファージや血管内皮からの組織因子(tissue factor: TF,かつては組織トロンボプラスチンと言われた)発現が亢進し、また、血管内皮における凝固阻止物質であるトロンボモジュリンの発現が低下するために、凝固活性化をきたす。一方、線溶阻止物質であるプラスミノゲンアクチベーターインヒビター(PAI)の発現が亢進するため、生じた微小血栓は溶解しにくく、臓器障害をきたしやすい(敗血症に合併したDICの病態)。
2.癌、急性白血病 : がん細胞や白血病細胞に発現した組織因子により、凝固活性化をきたす。

DNA(deoxyribonucleic acid)デオキシリボ核酸
DNAはアデニン(A)・チミン(T)・グアニン(G)・シトシン(C)の4つの塩基、デオキシリボース(五炭糖)、リン酸から成り立つ構成単位(ヌクレオチド)をもつ。ヌクレオチド同士が結合して鎖を作る。2本のヌクレオチド鎖が、互いに、塩基を中心側に向けて水素結合でつながる。
ヌクレオチド鎖は、糖分子の構造に基づく方向性を持っているが、2本が結合する時には常に逆向きに(反平行に)結合することが知られている。これにより二重螺旋構造が形成される。

DUPAN-2(膵癌関連糖蛋白坑原、pancreatic cancer associated antigen)
血中DUPAN-2は消化器系の腫瘍マーカーとして用いられるが、特に膵癌、胆道癌、肝癌で高い陽性率が認められます
肝硬変、肝炎時の疑陽性率も高いため、その判定には注意する必要があります。

Eubacterium(ユウバクテリウム属)
真正細菌の一属
グラム陰性の偏性嫌気有機酸産生菌
主に腸内に住み悪玉菌と呼ばれている。

E-カドヘリン
E-カドヘリンは、120kDa の膜貫通型の細胞接着分子であり、その細胞外ドメインは、カルシウムに制御されたカドヘリン同士の相互作用による細胞接着に関与しています。
E-カドヘリンの細胞内ドメインは、カテニンを介してアクチン細胞骨格に結合しています。

E-カドヘリンは上皮細胞の細胞接着や極性の維持、腺管の分化、重層化に関与し、正常な組織構築の維持に重要な働きをしています。
また、E-カドヘリンの発現抑制が多くの腫瘍で認められ、癌の進行度、浸潤・転移能との関係が示唆されています。

FADD(Fas-associated death domain)
FADD蛋白質は、Fas L→Fas→FADD→caspase 8と伝達されるアポトーシスシグナル経路の中のアダプター分子である。

Fcレセプター(Fc受容体)
免疫グロブリン(抗体)分子のFc部位に対する受容体タンパク質であり、細胞表面に存在する。
免疫グロブリン分子であるIgG、IgA、IgE、IgMに対する受容体をそれぞれFcγR、FcαR、FcεR、FcμRと呼ぶ。
機能
Fc受容体は抗体が結合するための単なる器としての役割だけではなく、抗体の結合は細胞の機能調節にも関与することが知られており、細胞の種類や受容体のクラスによってその影響は異なる。
ほとんどのFc受容体は免疫を活性化させる方向に働くが、FcγRIIBは唯一、抑制性のシグナルを伝えるFc受容体である。
Fc受容体は抗体により捕捉された抗原分子の貪食や、抗原提示能の増強などの機能を有している。

FDG
PET検査のため人体に投与する薬剤。 正確には18F-FDG(フルオロデオキシグルコース・ Fluorodeoxyglucose)と呼び、グルコースに放射能を出す成分(ポジトロン核種)を組み込んだものです。
具体的にはグルコースの水酸基のひとつをポジトロン核種「18-F」に置き換えた構造となっています。

FDGはポジトロン核種を組みこんだ化合物のなかでも、PET検査で最もよく使われています。FDG以外にも検査の目的にあわせて、様々な化合物を使うことがあります。(例えば、FDGと同じ18Fを組み込んだ18F-フルオロドーパ(脳内伝達物質)、「酸素」や「水」の水酸基のひとつを15Oに置換したもの、「酢酸」や「アンモニア」を使うものなどがあります。)

いずれも人体に必要な成分に放射線を出すポジトロン核種が組み込まれていて、成分に応じて体内に分布します。18-Fの半減期(放射能が半分にまで減る時間)は約110分で、丸一日も経つとほとんど完全になくなってしまいます。
人体に影響はありませんが、薬剤としての寿命が大変短いため、PET検査施設で当日つくられて、できたてのものを検査に用います。

FGF
線維芽細胞増殖因子(Fibroblast growth factors)FGFは、血管新生、創傷治癒、胚発生に関係する成長因子の一種。
FGFはヘパリン結合性タンパク質で、細胞表面のプロテオグリカンの一種ヘパラン硫酸と相互作用を持つことがFGFのシグナル伝達に不可欠なことが明らかになっている。
FGFは広範囲な細胞や組織の増殖や分化の過程において重要な役割を果たしている。

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