
医療相談
乳がん(乳癌) ステージの進んだ3期、4期(末期)の乳がん(乳癌)では次の様な転移や症状が見られます。
リンパ節転移、骨転移、肺転移、肝臓転移、胸膜転移、脳転移、髄膜転移、心のう転移、腹膜転移、副腎転移、卵巣転移、骨髄転移、皮膚や皮組織、大胸筋等に浸潤、胸水、腹水、むくみ、食欲不振、全身の倦怠感、不眠、咳、痰、息苦しさ、痛みなど。
乳がん(乳癌)治療に不安や行き詰まりを感じたり、化学療法(抗がん剤治療)の副作用の軽減、QOL(生活の質)の向上、延命、治癒を目指す乳がん(乳癌)の治療法を検討されている方。
西洋医学との併用、あるいは西洋医学以外のアプローチ方法もございますので、
乳がん(乳癌)治療無料相談よりお問合せ下さい。

乳がん (乳癌)の治療をはじめるにあたり
乳がん (乳癌)の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット・デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 最終的な治療方法を患者さんが主体となって決定する時代になりつつあります。
乳がん (乳癌)の治療をはじめるにあたり
がん(癌)治療の注意点をまとめましたので参考にしてください。
また医療の進歩とともに治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド・オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
詳しくは
「インフォームド・コンセント」と
「セカンド・オピニオン」についてをご覧下さい。

乳がん(乳癌)の治療−外科療法
乳がん(乳癌)の治療には、外科療法(手術)、薬物療法(ホルモン療法・抗がん剤)、放射線療法があり、乳がんのある場所、進み具合(病期:ステージ)、患者さんの体力、健康状態などから判断して治療法が選択されます。
外科療法(手術)は、乳房にできたがんを切除するために行います。
がん組織を含めた周りの正常組織を同時に切除しますが、切除される正常組織の範囲は乳がん(乳癌)の病期により異なり、一般的には、早い時期に見つかった乳がん(乳癌)ほど狭い範囲の正常組織を切除するだけで済みます。
乳がん(乳癌)の切除と同時に、わきの下のリンパ節も切除されます。これは乳がん(乳癌)の拡がりを検査し、術後の補助療法の必要性を決めたり、再発の可能性を予測するために行うものです。乳がん(乳癌)の手術には、次のような方法があります。

乳がんの手術−乳房温存療法
かつては、乳がんができた乳房全体を切除するのが基本でしたが、現在はしこりの大きさによっては乳房温存療法が行われるようになりました。
乳がんにおける乳房温存療法は、乳房の一部とリンパ節をとり、乳房のふくらみや乳首を残す方法で、乳房扇状部分切除術と乳房円状部分切除術とがあります。
乳がんの外科療法で乳房温存ができる条件は、通常、しこりが1個だけで3cm以下、検査で癌が乳管の中を広がっていない、放射線があてられる、患者さん自身が温存を希望する、などです。早期の癌でも乳管の中の癌の広がりが広ければ、温存できない場合もあります。
乳房円状部分切除術は乳がん(乳癌)を中心として周囲1.5cmほどの範囲を、正常な乳腺組織も含めて円状に切除する方法です。併せてわきの下のリンパ節も切除します。この手術は、乳がん(乳癌)の大きさが小さく、乳房が大きい場合に適しています。メリットは傷跡がほとんど残らないということにあります。
乳房扇状部分切除術は乳がん(乳癌)が比較的大きい場合に行われます。乳頭を頂点として、乳がんと乳腺組織を扇状に切除します。乳腺組織の切除する量が多いと乳房が陥没したり、形や大きさが変わることがあります。
この場合残った乳腺組織と皮下脂肪を寄せ合わせて乳腺移行術を行うか、変形が大きい場合には乳房再建術が行われることもあります。
乳房温存療法の場合は、がんを切除しても微細ながん細胞が残っている可能性があるため、乳がんの再発を防ぐ目的で放射線療法が併用されます。
乳がんの大きさが3cmより大きい場合には手術前に薬物療法(抗がん剤やホルモン剤)を行いがんを縮小させてから手術が行われることがあります。薬物療法によりがんが縮小した場合には切除範囲が小さくてすむため術後の乳房の変形なども少なくてすむメリットがあります。
ただし、ちいさながんに対する術前化学療法が生存率の向上につながるかは現在研究中であり結論は出ていません。したがって、乳房温存療法が可能である条件が整っている場合にあえて術前の薬物療法をする必要はないと考えられます。
術前に抗がん剤などを勧められた場合には、どのような目的で行う必要があるのか十分に説明を受けるようにしたほうがよろしいと思います。

乳がんの手術−乳房切除術
ハルステッド法は乳房と胸の筋肉、わきの下のリンパ節を切除します。かつてはこの手術方法が標準的手術方法として実施されてきましたが、現在では乳がん(乳癌)が胸の筋肉に達している場合だけ行われます。
胸筋温存乳房切除術は乳房とリンパ節を切除して胸筋を残します。現在の日本の乳がん手術の半分強を占め、通常「乳房切除」という時にはこの術式をさすのが普通です。胸筋を残すため「腕の腫れ」「しびれ」「胸の痛み」などの術後の後遺症が軽くなります。胸の変形もハルステッド法に比較して小さく、乳房が失われても筋肉が残るので胸が大きくえぐれることはなく、下着で補正して服を着れば外からは全くわかりません。
乳房再建術により乳房の形を作ることも可能です。

リンパ節転移について
乳がんの場合、リンパ節転移の有無は術前検査では正確に分からないため、乳がんの手術では乳房温存療法でも乳房切除術でもわきの下のリンパ節を一塊に採る(郭清する)ことが標準的です。
これは乳癌の場合、目に見えない微細ながん細胞が既にリンパ節転移している可能性があることや術後の再発予防の治療法を決定するのに必要だからです。
しかし、リンパ節への転移が全く無かった場合、リンパ節を取ることは無意味であり、患者さんの負担や腕のむくみなどの後遺症を考慮した場合はできるだけリンパ節の切除範囲を小さくしたほうが望ましいといえます。
そこで、最近は、センチネルリンパ節生検といって、癌のまわりに色素や放射性物質を注射して、それがながれついたリンパ節を、癌が最初に転移するリンパ節(「センチネル=見張りリンパ節」)と考えて、そのリンパ節に転移があるかを手術中に調べて転移があった時だけ郭清しよう、という試みも行われています。

乳がん(乳癌)の治療−放射線療法
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。放射線療法は局所療法(体の一部にだけ有効)であるため適応となるのは乳がんの大きさが小さく、腫瘍が一部分に限局されている場合がおおくなります。
乳房温存療法が行われた場合には、術後補助療法として放射線療法を行うことが標準的です。
正常な細胞に放射線が照射されると正常な細胞がダメージを受け副作用が出ることがあります。副作用には治療中又は治療直後にでるものと、半年〜数年後にでてくるものとがあります。
放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため乳がんの治療では注意が必要です。

乳がん(乳癌)の治療−ホルモン療法
およそ6割の乳がんはエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンによってがん細胞が増殖するホルモン感受性の乳がんです。
乳がん(乳癌)のがん組織を調べ、ホルモン感受性があると診断された場合には、女性ホルモン(エストロゲン)が乳がんを増殖させる機構を、何らかの形でブロックします。副作用が比較的少なく、長期間使えるのが特徴です。
乳がんの治療に用いるホルモン剤にはいくつかの種類があります。
1つ目はエストロゲンが受容体に結合することを防ぎ乳がん細胞の増殖を抑える働きをする抗エストロゲン剤(エストロゲンが癌に働くのをブロックする=タモキシフェン、トレミフェンなど)と呼ばれるものです。乳が治療ではこのホルモン剤を長期間使用することになりますが、長期使用により子宮体がんのリスクが若干高くなるという報告もあるため子宮体がんの定期検査をする必要があります。
もう一つは卵巣機能をストップさせ、エストロゲンの分泌を抑える薬でLH-RHアゴニスト(閉経前、卵巣からの女性ホルモンをストップさせて一時的に閉経後の状態にするゾラデックス、リュープリンなど)と呼ばれるものがあります。乳がん治療でこのホルモン剤を用いると更年期障害に似た「ほてり、発汗、冷え」などの症状が現れます。
さらに閉経後の女性に対しては、アロマターゼ阻害剤(閉経後、脂肪でエストロゲンをつくる酵素をブロックするアフェマ、アリミデックスなど)と呼ばれるアロマターゼ活性を抑えてエストロゲンの産生をとめるタイプのホルモン剤もあります。
さらに、エストロゲンを抑える働きをするプロゲステロンというホルモンを使った合成プロゲステロン製剤(ヒスロンH、プロゲストン錠)などの種類があり、乳がん治療では年々新しい薬が開発されています。

乳がん(乳癌)の治療−化学療法療法(抗がん剤)
ホルモン感受性のない乳がん患者さんには抗がん剤療法が行われます。ホルモン感受性のある患者さんの場合でも、再発の確率が高いと判断された場合にはホルモン療法に加えて抗がん剤治療が併用されることもあります。
さらに乳がんが進行していて遠隔転移があり手術ができない場合にも抗がん剤療法が使われることがあります。

強力な化学療法(抗がん剤)/放射線療法の副作用対策
強力な化学療法や放射線療法を行えば当然副作用も強く、白血球の減少による感染症、血小板の減少による出血などがおこりやすくなります。白血球や赤血球、血小板などが低下することを骨髄毒性(骨髄抑制)といいます。
骨髄抑制により身の回りを清潔に保ちウイルスや細菌などの感染を予防する必要があります。また免疫の低下により帯状疱疹もできやすく、しかも悪化しやすくなります。
治療中は規則正しい生活を送り、免疫力を維持すること、および骨髄抑制からできるだけ早く回復するよう心がけが必要となります。
抗がん剤治療の副作用を軽減し、QOL(生活の質)を維持・向上することを目指した治療について関心がある方は
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